CloudReadyのバージョンアップ(94系から96に)
CloudReadyが94系から96(96.4.86 (Home Build) stable-channel 64-bit)にメジャーバージョンアップ。
再度OSのインストールからやり直すことになるんで(さすがにストレージが32GBしかないのは厳しいのかなあ)自分用のメモ。
・USBメモリでCloudReadyを起動して本体にインストール。
→だいたい20分弱ほどかかる。
・本体から起動したら設定からAboutCloudReadyで最新バージョンにアップデート
→だいたい10分ぐらい。
設定→キーボードでCapsLockをコントロールキーに割当変更
設定→詳細設定→デベロッパーでLinux開発環境をONにする。だいたい10分ぐらい。
linuxのターミナルが立ち上がるのでここで各種設定。
・必須の基本セット(linux環境を最新版にアップデートする)
sudo apt update
sudo apt list --upgradable
sudo apt upgrade -y
sudo apt dist-upgrade -y
sudo apt autoremove
↑これらは呪文なので何も考えずにまず実行
・ターミナルでの日本語基本セット
sudo apt install task-japanese locales-all
sudo apt install uim-fep uim-mozc
今まではfcitx-mozc(googleの日本語入力環境)を使ってたけど、これはlinux上のいわゆるアプリで使うことができる日本語環境。わたしの場合、標準のターミナルで使えればOKなので、uim-fepだけで十分だった。
https://qiita.com/senbeiman/items/6afe824162df4b38b0cc
設定ファイル .uim
(define default-im-name 'mozc)
(define-key generic-on-key? '("<Control> "))
(define-key generic-off-key? '("<Control> "))
https://t2aki.doncha.net/?id=1630193863
↑uim-fepの起動と設定ファイル
・aptでインストール
make →CPANのモジュールを生成するのに必須
gcc →同上
zip →あると便利
lftp →バッチ処理がうまくいかなくなってるんで要調査
imagemagick →画像処理はこれ一択
・cpanでインストール
XML::Simple
DBI
CGI
Spreadsheet::ParseXLSX
↑仕事で必須
・設定→ファイルで、SDカードを「linuxと共有」
「/mnt/chromeos/removable/USBDrive/」
・各種設定ファイル
zip -r -u $DOTFILE .profile .bash* .vim* .skk* .uim .netrc bin* .local*
↑ルーチンのバックアップをSDカードに保存してるのでそこから復元
・java
https://jdk.java.net/archive/
JDK-16.0.1をSDカードにダウンロードしてあるんで、それをHOMEにリンク
ln -s SOURCE TARGET
↑EPUBチェックのために必須
ほか、仕事のデータや自作のスクリプト類はすべてSDカードで保存運用してるので、OSをインストールし直すだけの小一時間ですっかり元通り。
chromeOSは手軽気軽なのがいいところだ…そもそもそういう使い方しかしてないんだけどね。
↓古くて使えなくなったPCにCloudReadyをインストールするのはこちらから
CloudReadyのブートイメージをUSBメモリに作成
https://www.neverware.com/freedownload#home-edition-install
googleが公式にcloudreadyを取り込んでリリースすることになったのは朗報かな。
追記)
chromebookでタッチパッドを無効にする方法
chrome://flags/#ash-debug-shortcuts
「Debugging keyboard shortcuts」を「Enabled」にして再起動
Shift+検索キー+P
で有効/無効になる
※検索キーはWINNDOWS機だとWINDOWSキー
追記)
ASUSのノートパソコンでBIOSメニューを出すには
F2を押しながら電源ON
これは、ASUSの基盤で共通らしい
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
電子書籍につける音声の調教
「SofTalk」も「棒読みちゃん」もイントネーションやアクセントの調整ができる。
というか、両ソフトが利用しているAquestの音声ライブラリが音声の調整をしている。Aquest社のサイトに仕様書があって、それを読むと音声の細かい調整が可能で、単純な棒読みではなく、それっぽい読み上げ音声にしあがる。
Aquestの音声記号列仕様書
https://www.a-quest.com/download/manual/siyo_onseikigou.pdf (※PDF)
文章をそのまま読ませてみた。
「私がウスウスと眼を覚ました時、こうしたみつばちのうなるような音は、まだ、その弾力の深い余韻を、私の耳の中にハッキリと引き残していた。」
・「眼」を「がん」と読んでいる
・「こうした」は「こーした」の方が聞きとりやすい
・「時、」「は、」「を、」など読点直前の音が上がってしまっている。
音声記号でアクセントや区切りを指定した。
「私が,ウスウスと/めを覚ましたと'き,こーしたみつばちのうなるような音'わ,ま'だ,その弾力の深い余韻を、私の耳の穴の中にハッキリと引き残していた。」
これは、それっぽく聞きとれる。
語尾上がりになっていたところ(「とき」の「と」など)にアクセントを入れただけでずいぶん聞き取りやすくなった。
アクセントとポーズを調整するだけでかなり音声のクオリティは上がる。
なんでこんなこと調べたかというと。
今、スクリプトで作った音声付き電子書籍は句読点単位でバラして音声を作っている。
もしかして、センテンス(もっと長文)ごとで音声を付けた方が、SofTalkや棒読みちゃんがそれっぽく音声記号をつけてAquestのライブラリに渡してくれて自然な読みになるのでは、と。
でもやっぱり、それなりの調教は必要だなあ。ラクな道はないようで…。
ちなみに句読点単位でバラした方がそれっぽい、かも。
読点直前の語尾上がりがおさまっている…て、バラす時に読点を削除してるのでその副作用だけどね。
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罵倒芸の傑作
キース・ピータースンという作家のハードボイルドが大好き。ご立派な箴言名言ではなく、罵倒啖呵に毎度毎度読み返す度に痺れる。
中でもキース・ピータースンがアンドリュー・クラヴァン名義で書いた『真夜中の死線』は傑作中の傑作(クリント・イーストウッドで映画化もされている「true crime」)
たとえばこのあたりがキース・ピータースンの真骨頂。罵倒芸の神髄。
「ビーチャムさん」わたしはしゃがれ声で言った「イエス・キリストのことには、鼠のくそほどの関心もない。あなたの気持ちにも興味はない。正しい裁きとやらが行われようと行われまいと、それがこの世でだろうとあの世でだろうと、そんなことにも興味はない。正直に言わせてもらえば、何が正しくて、何が間違っていようと、個人的にはたいして問題じゃないと思ってます。そんなことはどうでもいい」
わたしは吸いさしの煙草を床に投げ捨て、靴の踵で揉み消した。それに合わせて靴の爪先が右に左に動くのを眺めた。ビーチャムに向かってこんなことを言いだすとは、我ながら信じられなかった。だが、途中で止めることはできなかった。わたしは顔を起こし、改めて鉄格子の向こうに目を遣った。
「ビーチャムさん、こちらが知りたいのは――」と切り出した。「事の真相です。あの場で何が起こったのか、その実際のところ、事実が知りたい。そのためにここに来たんです。
なんだけど、当たり前の話、この言葉遣いは翻訳者を通してだ。冤罪で死刑執行を目前に、毎日神に祈って諦めかけている男に言う言葉じゃない。『真夜中の死線』の翻訳者は「芹澤 恵」。東京創元社のキース・ピータースンはほとんどこの方の翻訳。
元はどうなってんだろうと、原書の該当部分を確認してみた。
"Mr. Beachum," I said hoarsely. "I don't give a rat's ass about Jesus Christ.
And I don't care how you feel either. I don't care about justice, not in this life or in the next.
To be honest, I don't even care very much about what's right and wrong. I never have."
I dropped my cigarette to the floor.
I crushed it under my shoe, watching my shoe turn this way and that.
I could hardly believe what I was saying to him. And I couldn't stop. I raised my eyes again.
"All I care about, Mr. Beachum," I said, "are the things that happen.
The facts, the events. That's my job, that's my only job.
The things that happen. Mr. Beachum -- I have to know --
did you kill that woman or not ?"
ほぼ原文どおりだけど、「神さまだとか正義だとか、んなこた、どうでもいい、おれの知ったこっちゃねえんだ」的ニュアンスが滲み出てるのは翻訳の力技というか芹澤恵さんのセンスの光るところ、だと思う(わたしは英語はよくわからない)
『幻の終わり』
おれは叫んだ、必死で叫んだよ、「レジー・ジャクソン!レジー・ジャクソン」ってな。するとその手がおれを捕まえた。おれのシャツの胸倉をつかんで、門のなかに引きずり込んでくれた。ウェルズ、そのとき見た海兵の顔は一生忘れないよ。真っ白くて真ん丸な中西部の男の顔だった。そいつのピンク色のほっぺたを涙が伝ってた。
そしてそいつが言ったんだ「馬鹿野郎、ピート・ローズがいるだろうが。あのピート・くそ・ローズが」ってな」
翻訳モノの雰囲気というのがあるとしたらこういうところかな。
キース・ピータースン著 芹澤恵訳はどれもこれも。ハズレはない。
東京創元社 アンドリュー・クラヴァン『真夜中の死線』
https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488267056
東京創元社 キース・ピータースン作品一覧
https://www.tsogen.co.jp/np/author/628
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iPodが4800円
うちのポンコツサーバーのバックアップ用にリムバーブルHDDのガチャコンが欲しい、と思って昨日は秋葉原。ヨメはヨメでほしいものがあるらしく、ディープゾーン徘徊となった。
わたしはパーツ屋でOwltechのMobileRackPROというのを買ってみた(5780円也)…で、ヨメはひたすらジャンク屋あさり。覗いて回って目的のものを見つけた、と思ったら「起動しない」iPod第4世代20Gジャンク品、4800円也。
ところが、ウチに帰って、ヨメがiPodを開けてゴソゴソやってるな、と思ったらさくっとフツーに動きだした。動くものや動かないものや、部品だけになったものや、いろいろ、気づいたら我が家はiPodが3台になったようで、そのうち一台を払い下げてもらう。
…Appleって会社はどうなってんだ、と義憤にかられなくもない。起動しないものがあっさり動き出して、その起動しなくなったiPodの修理を受け付けてなかったんだからなぁ。ふざけたユーザーサポートだ。
んで、今度はiTunesの使い勝手の悪さにのけぞる。なんじゃこりゃ。フツーにエクスプローラーでドラッグ&ドロップさせろ、っての。うーむ、いらつく。
サーバーのHDD増設ではひと悶着。
いや、この手の知識がゼロなんで、どうしようもない。SATAのリムバーブルユニットを買ったはいいけど、ケーブル(?)をどこに差していいのか分からず。ソフマップの牛丼パソコンなんだけど、マザーボードの取り説なんてのはたしか付いてこなかったんで、おそるおそる、ココかな、ソッチかな、と。
デフォルトで刺さってる内蔵のMaxtorのはSATA1というところに刺さってたんで、それならSATA2に差せばいいんだろうとやってみたら、これがマスター。HDDの構成が変わってしまってOSが認識できない=Panic。
もうしょうがないんで、わからないまま今度はSATA3と書かれたところに差してみたら、今度はスレーブとして認識された様子。sysinstallでFDISKとLabelEditまではやってみた。ほんとに使えるようになってるかどうかはまだ不明だ。うううむ。
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