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doncha.net制作・発行:KindleやiBooks、楽天kobo、BOOK☆WALKERで読む電子書籍
新刊と無料配布の効果
2015年がもう5ヶ月も経っていてびっくりドッキリ。
月末なのでごちゃごちゃと眺めなきゃいけない、そのついでというワケでもないけど。
去年暮れあたりから停滞していたウチのkindle、ibookstoreがほんの少し活性化しているようなので備忘録。
きっかけは間違いなく以下ふたつ。
kindle(KDP)
4/11に『酒を片手に庭に出る』の無料販売を開始
ibookstore
4/7にibookstoreでの新刊『でもほら繁殖するしかないの』を公開
■kindle無料販売DL数はこんな感じ。
販売開始から10日でどんなもんかという感想を雑記に書いた時点では。
『kindleの無料販売10日間』https://t2aki.doncha.net/?id=1429576764
これによって有料作品の販売数が上がってくれたら「プロモーション・販促」としての無料配布の意味・意義はあるんだろうけど、今のところ変化はないなぁ。
楽観的なことを言うと。
「とりあえず無料だしDLしておこう、そのうち読むかも」というパターン。
同人誌即売会などで無料配布をもらっても、わたしの場合は「金を払って買ったもの優先」で、無料モノはどうしても後回しになってしまう。まだ10日しか経ってないし、そのうち読んでもらえて結果に繋がればいい。
とまあ、脳天気なこと言っていて、でもこの通りになってくれている、のかも知れない。
それなりに売れていたのにここ1年パッタリのタイトルや値段高めでほとんど動きのなかったタイトルが、4月末あたりから5月にかけて(微々たる数とはいえ)出るようになった。
イチが増えるのはともかく、ゼロがイチになるにははっきりした要因があるはず。
ほかに告知など思い当るふしもなく、なにか仕掛けたということもないので、『酒を片手に庭に出る』の無料販売の効果・効能としか思えない。
今日時点、無料販売のDL数は一日ひと桁に落ち着いているけど、累計で900ほどDLされていて、その中で、実際に読んで他の本も読んでみよう・購入しようというかたがいらっしゃったと言うことだろう。
わたしは、優先順位でいうと「無料本」を読むのはずーっと後ろ、まだ読んでないものが多いので、無料販売の効果については正直なところ疑問だった。
でも、同人イベントなどで実際に配布できる数と、kindleの無料販売でDLされる数はケタが違ってくるので、わたしのような横着な読者ばかりではない、ということ。ほんとうに感謝。
■ibookstoreの方はグラフにするのもアレな数だし、appleは規約がいろいろあるっぽいので、つまんで言うと。
『でもほら繁殖するしかないの』公開以前は(有料無料合わせて)月にン本だったのが、公開月以降(4月5月)は月にンン本になった。
じゃあ、今までの新刊公開時はどうだったの、ということだけど。
ibookstoreが始まった頃も新刊を出すとそれなりの動きがあった。…とはいえ、最近の新刊は『でもほら繁殖するしかないの』ほどの動きはなかったかなぁ。
要因として考えられるのは「ホラー」というジャンル(ここんとこ登録した本は「ファンタジー」だった)
kindleストアは「SF・ファンタジー・ホラー」と括り方が大きいので埋もれてしまうのに対して、ibookstoreは「ホラー」だけのページがあって新刊時の一覧で目に入ってくる。
トップページから「カテゴリで選ぶ」の「ホラー」をクリックして開くページ。
ファーストビューにこそ入ってないけど、数が少ないので一回スクロールすれば出てくるあたりに表示されている。
ホラーの有料ランキングでは『いつもの夕餉』が63位『おかえりください』が73位とトップ100に入っている(Amazonと違って、ここのランキングはどうやら累計っぽいな…)
それにibookstoreはibooks内の最後に同じ著者のタイトルを表示してくれるので、新刊一冊でも目にとまって購入してもらえると、ほかのタイトルが芋蔓式に引っ張られる可能性が高いだろう。
絶対数は少ないにしてもibookstoreはカテゴリを選んで登録すれば、まだブルーオーシャンというやつがあるかもしれない。
大雑把に、メリット、魅力は
・kindleは圧倒的なボリューム
・ibookstoreはニッチな勝負どころ
てなところかしらん。
無料販売にしても新刊にしても。
出し続けること・読者の前に並べる続けることが最低条件。その上であーでもないこーでもないの試行錯誤ができる。
1冊や2冊出したっきりでは、どんな結論も出せない。
kindleで無料販売ができるのもkoboのおかげ。koboもガンバレ!
上記タイトルふたつ。以下のページからぜひぜひ。
→ 『酒を片手に庭に出る』
→ 『でもほら繁殖するしかないの』
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