ひまつぶし雑記帖

doncha.net制作・発行:KindleやiBooks、楽天kobo、BOOK☆WALKERで読む電子書籍

論理目次と視覚目次を別にする

2013/5/22 [15:36:21] (水) 天気

先日「目次にルビをつけてください」というリクエストにのけ反った。

『電子書籍の目次が難しい』https://t2aki.doncha.net/?id=1366594374
この時、教えてもらって、論理目次と視覚目次を別に作って対応。忘れないうちにメモしておこうと、すっかり忘れてたので改めてメモ。

EPUB3の目次は2種類。
・デバイスやアプリで使うための「論理目次」
・画面に表示するための「視覚目次」

たぶん、ひとつの目次ファイルを両方に使うことが多いと思う(って、 『EPUB3::かんたん電子書籍作成』  が、ひとつの目次ファイルを論理目次と視覚目次に使っている)

でも、論理目次は使えるタグが限られていて、ルビタグなどはエラーになる。

そこで、論理目次とは別ファイルで視覚目次用のファイルを作る。こっちは本文のページと同じくxhtmlファイルとして使われるので、ルビタグも使える。

・パッケージファイル content.opf

manifestで視覚目次も指定しておいて、spineでは視覚目次を入れて、論理目次を外してしまう。

・ナビゲーション文書 nav.xhtml

ナビゲーション文書の目次部分(toc)には、視覚目次を入れておく(目次に「目次」という項目があるのはイヤなので display:none として、ここでは表示させないようにした)
landmarks 部分に視覚目次を指定しておく。

・視覚目次 display.xhtml
視覚目次はナビゲーション文書のtoc部分(olタグ)だけのファイルで、ルビなどのタグが使える。

クライアントからのリクエストはこれで解決だった。

こうすることで、レイアウト・デザインが自由にできる目次が可能だけど、目次をふたつ持つことで間違いの元がひとつ増える。本当はひとつで済ませたいところだったなあ。

»電子書籍制作代行についてはこちら

profile

profile

 
doncha.net
contact:
»運営者
@t2aki@tokoroten.doncha.net

ところてんx5

2024/4/20 13:29

役に立つからとか身を助けるからとか、んな理由じゃなくて、面白いからとか好きだからで、寝食忘れて何かに没頭する時期があるかないかで、何かの分かれ目になると思う

2024/4/20 13:06

シンボリルドルフ当時。パソコン仕事でまったく関係ないし、ただのオモチャ。
なんで役に立たないことやってんの、だったもんなあ

2024/4/20 13:04

何度も同じことを言う老人特権。
ほんと、馬券、競馬から入ってパソコン使うようになったおかげで、この歳になっても小銭稼ぎできるんだから、何が幸いするかわからんものだ

検索
<<2024/4>>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930

リンク

WINDOWS版サウンドノベル
おかえりください PC WINDOWS版サウンドノベル
『おかえりください』体験版