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doncha.net制作・発行:KindleやiBooks、楽天kobo、BOOK☆WALKERで読む電子書籍
職人芸だなぁ。
ひとこと多いとか、あげあしを取るとか。
与田くんというアルバイトの描写。
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画廊のアルバイト社員だが、また口うるさい社長の厳命でわたしの仕事ぶりを偵察にきていたのだ。あきらめやすくて楽天的という長所があった。上昇志向が欠けているのだ。
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会話であげあしを取るのもうまい。
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「なぜわたしが警察へ行かなければいけないの」
高江は反発するように、威勢よく言った。
「いけないということはありません」
部長刑事は意表をつかれたのか、たじろいでいた。
「それじゃ、行かないわ。調べられるようなことなんかしていません」
「そういうことは、署へ行ってからくわしくうかがいます」
「わたし、警察へ行くなんて好きじゃないの」
「残念ですが、警察が好きという人は少ないのです。協力をお願いします。お手数をかけないように、車を用意してきました」
「ご親切ね。でも、お断りだわ」
「わたしらを困らせないでくれませんか」
「あなたたちの勝手で困ってるんじゃないかしら。聞きたいことがあるなら、ここで聞けるはずよ」
「話が複雑なんです」
「複雑な話が、警察へ行けば単純になるのかしら」
「———」
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いや、わたしも学生時代から、ひとこと余計だとか、あげあしばっかり取ってといわれ続けてきたせいか、こういうの大好きだったりして。
結城昌治の「決着」は、ストーリーがちとナニだった分、こういう職人芸が目立つ一冊だった。
てところでどうやら再び8月から青空所属。職探しせんといかんですよ。しょぼいなぁ。
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