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doncha.net制作・発行:KindleやiBooks、楽天kobo、BOOK☆WALKERで読む電子書籍
ケツからエクトプラズム
検査本番…って午後2時半から。ロクなものを食ってない、夕べの夜7時から絶食状態なので、さすがに腹が減ってぼーっとしてしまう。終わったらビシっと食うぞと。
噂通り、ケツに穴の開いた紙製パンツを渡され、着替えて待つことしばし。呼ばれて入ると、胃のバリウムの時と同じような台。看護婦サンに腸の働きを鈍らせる注射を打たれる。筋肉注射だと聞いてたのだけど痛みは皮下注射程度でたいしたことはなかった。台の上で左を下にして横になると、先生が入ってきて直腸触診。力を抜いてラクにして、と言われ、ザクっとつっこまれスグ終了。管を入れますからね、口で息してラクにしてください、と看護婦サンに言われ、一瞬緊張が走る…っておれだけ。むにゅう、とひんやりしたものが入ってきた。けど、へ?もういいの?という感じ。
ケツに管がささった状態でひとり残されると、マイクごしに、バリウム入れますからね、とか、空気を入れます、ちょっと張る感じになります、と。
ストローで空気を入れられて腹がパンパンに張るカエルの気持ちがわかりますよ、と脅されてたほどじゃない。下腹部がどんより曇る感じに重くなるだけだ。
あとは胃のバリウム撮影と同じ。言われるがまま身体の向きを変え、息を吸ったり吐いたり止めたり。ただ、胃のバリウムと違って台の動かし方傾け方が半端じゃない。ぼぉっとしてると頭から落ちそうなほどの角度をつける。
エロ漫画だと穴に管をつけられたままあれこれ姿勢を変えるのは色っぽいシチュエーションかもしれんが、厄も終わったおっさんがケツに管をつけられたまま、台の上で右往左往する様子は、うー、いかんだろ。
それが終わったら、ちょっと待たされて診察室でスグ診断結果を聞かされる。って、なんもなし・異常なし。
いや、便潜血検査は、ちょっとでも血がまじると反応しますから、たとえば、腸が炎症起こしてたりとか…。
ううう。このカラ騒ぎはなんだったんだ。
下剤を飲んで開放された。
ところが、ここからが苦しかった。腸の働きを鈍くする薬が効いていたからか、その最中はラクだったのだが、時間がたち下剤で腸の働きが活性化したせいか、腹がバリウムと空気で重苦しくて破裂しそうで嫌な汗がこみあげる。
話によると女の子の便秘ってのがこんな感じらしい。吐き気すらともなう。検査が終わったら食うぞ、なんて余裕はない。人間、満腹感てのは大腸からくるのか、と心底実感した。
ううう。昔から詰まったことがないからこんな経験初めて。
ケツにモノを突っ込まれるということで、人格崩壊でも起こるかと思いきやそれもなく淡々と。粗相があっちゃいかんと思ってタオルとか替えのパンツも持ってたんだけど、それも必要なし。
ひとことで、 拍 子 抜 け だったな。
難儀なのは終わった後。ケツからエクトプラズムをひりだすのが苦しい。
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